Birthed in tokyo japan by an ambitious and unique group of individuals.

b.g.u. is a queer and intersectional feminist zine/collectivE.

B.G.U.は東京生まれで、

クィア|インターセクショナル|

フェミニストのジンであり、

個性的な人たちの集まり。

Artist Profile | ペドロ・ニコイ

Artist Profile | ペドロ・ニコイ

自己表現の仕方は十人十色

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B.G.U.では、インスピレーション溢れる様々なアーティストに焦点を当てていきます!アーティストから受けるインスピレーションが、様々な形で私たちを突き動かすと私たちは強く思います。

第一弾のゲストはコラージュアートを手がける ペドロ・ネコイ。彼のインスタグラム @pedronekoi で検索してみて。彼の作品の特徴は、直に材料を切ったり貼ったりしながら、グラフィックデザインも使った、色鮮やかなコラージュ。「Retro Gay(レトロ・ゲイ)」というタイトルでZINEも出版している。ブラジル出身の彼が日本で暮らして数年。日本に来たきっかけや、ZINEの出版の際に感じたん本の壁など、話を聞いてきました

自己紹介 // 東京に来たきっかけは?

はじめまして、ペドロ・ネコイです。ブラジル出身のビジュアルアーティスト、グラフィックデザイナーです。私の主な媒体はコラージュ(特にデジタル)ですが、イラストレーションを混ぜて遊ぶのも好き。

主に語学学校で日本語を勉強するために、2018年から2019年までの1年半ほど東京に住んでました。

現在の媒体に惹かれたきっかけは何ですか?(どのくらいの期間、過去に始めた他の媒体は?)

小さい頃からとてもクリエイティブでした。常に絵を描いてたり、自分用のテディベアを縫ったり、紙の人形を作ったり。10歳ぐらいの時に父親がコンピューターを買ってくれたんですけど、その後もクリエイティブなことをし続けていました。その時から、主な表現方法がパソコン上、デジタルに変わりました。

最初は写真の編集や加工から始めたんですけど、そのうち、似たような技法で色々遊べることに気付き、アナログのコラージュを模することに気付きました。それがデジタルコラージュを始めたきっかけです。

じぶんの表現方法を探している、もしくはしっくりくる媒体を見つけようとしているひとたちへのアドバイスはありますか?

一番大切なことは、挑戦し続けることと、アートを作りながら単純にたのしむことだと思います。自分は他の人の作品に影響を受けて、自分のバージョンをつくってみたりしました。それによって自分の手のにあるツールや知識を理解することができ他のが、とても役にたちました。

あと、覚えておいてほしいのはどんな媒体やスタイルを選んでも、それを必ずしもずっと続けなくてもいいということです。何度でも、好きなだけ変えていいんですよ!


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どんな媒体やスタイルを選んでも、それを必ずしもずっと続けなくてもいいということです。何度でも、好きなだけ変えていいんですよ!

人がペドロの作品を見るときに、何にかについて考えてほしいですか?何かを感じて欲しいですか?

自分が何を考えているのか、自分がどういう意味で見てほしいのか、ということよりも、作品を作っているときに、自分の作品が様々な意味で捉えられ、解釈されることを意識しています。人が私の作品を見て、自分なりの意味や認識を与えてくれることを願っています。アートは主観的だからね。

自分のジェンダー・アイデンティティやセクシュアリティは、作品にどのような影響を与えていますか?また、作品は、何らかの形でジェンダーを探求していますか?

ゲイ男性である私は、LGBTQ+コミュニティに対する偏見や暴力が未だにとても多い国(ブラジル)に住んでいます。アートの中で社会問題を提示したり、権利のために戦うことが自分の義務だと思います。なので、ジェンダー・アイデンティティやセクシュアリティは間違いなく私の作品に影響を与えています。2017年には、古いゲイポルノ雑誌の表紙をコラージュで再現した「RETROGAY」というカレンダーを制作しました。わざと、ほとんどの家庭にあるカレンダーにしました。そうすることで、人々の日常の中にクィアな愛とセックスを置くことを意識しました。

日本の印刷会社で「RETROGAY」を印刷しようとした時の経験について少しお聞きしてもいいですか?お店のスタッフは、「RETROGAY」の内容のせいで印刷できないと言ったそうですね。

日本に引っ越して、日本が保守的な社会で、セクシャリティーに関わる表現を目にすることが少ないと感じました小さなことでも良いから何かしないといけないと思ったんです。そこで、ゲイのポルノや男性がキスをしている写真を掲載した「RETROGAY ZINE」を作ることにしました。しかし、日本には裸体に関する厳しい検閲法があり、男性と女性の性器の写真や映像を印刷・制作・配布することはできません。だから日本のポルノには性器にモザイクがかかっていますよね。それを知って、ZINE全体を検閲したのですが、印刷会社から「まだ挑発的すぎるから、もっとモザイクを増やした方がいい」と言われました。混乱しましたが、面白い経験でした。最終的に無事にリリースできてよかったです。

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アートの中で社会問題を提示したり、権利のために戦うことが自分の義務だと思います。なので、ジェンダー・アイデンティティやセクシュアリティは間違いなく私の作品に影響を与えています。

日本に引っ越して、日本が保守的な社会で、セクシャリティーに関わる表現を目にすることが少ないと感じました。小さなことでも良いから何かしないといけないと思ったんです。そこで、ゲイのポルノや男性がキスをしている写真を掲載した「RETROGAY ZINE」を作ることにしました。しかし、日本には裸体に関する厳しい検閲法があり、男性と女性の性器の写真や映像を印刷・制作・配布することはできません。だから日本のポルノには性器にモザイクがかかっていますよね。それを知って、ZINE全体を検閲したのですが、印刷会社から「まだ挑発的すぎるから、もっとモザイクを増やした方がいい」と言われました。混乱しましたが、面白い経験でした。最終的に無事にリリースできてよかったです。

現在のパンデミック中、どう過ごしていますか?日々の生活の中で、自分がクリエイティブになれるようにしていることはありますか?

そうですね、今はポジティブな気持ちを持って生き続けることは正直とても難しいです。ここブラジルでは、状況が急に悪化していて、大統領は全くあてになりません。そこは自分ではどうしようもできない憂鬱な部分なんです。それ以外には、ポジティブでいようとしているし、友達と話したり、料理をしたり、掃除をしたり、家のことをしています。クリエイティブな面では、最初の頃は何かを作るためのインスピレーションやモチベーションを見つけることができなかったので、とても大変でしたが、少しずつ新しい作品を作り始めました。何かしらしなきゃ!と思ったからといって慌てて作らず、ゆっくりと時間をかけて作っています。

現在取り組んでいるプロジェクトはありますか?

最近は、ユナイテッドカラーズ・オブ・ベネトンのキャンペーン「#WeAreRainbows」で、パンデミック後の未来を想像した虹のビジョンを表現しています。また、suzuriにてグッズを販売しています: https://suzuri.jp/pedronekoi :) 

最後に、あなたにとっての自由とは何ですか?

私にとっての自由とは、ありのままの自分でいられること、着たいものを着られること、そして幸せな人生を送れる可能性があることだと思います。



Artist Profile | Nayokenza Robyn Oliver

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おばあちゃん

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